【アネモネS】トーセンローリエ 破竹の3連勝 桜参戦未定も能力示した
「アネモネS」(12日、中山)
2番手を進んだ1番人気のトーセンローリエが、正攻法の競馬でライバルたちを圧倒した。直線の急坂を力強く駆け上がると、鞍上の左ステッキに応えてもうひと伸び。大外から突っ込んできたコンクシェルを半馬身差で振り切り、桜花賞の優先出走権をゲットした。
未勝利Vから3連勝を達成。初挑戦のマイルで結果を出したのは大きい。前走に続いてコンビを組んだ横山和は「千六ならこなせるイメージだった。きょうの芝レースに乗ってみて、流れが速かろうが、位置を主張して行こうと思っていた。ビュッと切れる馬じゃないから」と思惑通りの内容に満足そう。
まだ線の細さなど、弱さが残っているため坂路中心の調整が続く。それでいて、実戦ではこのパフォーマンス。将来性の高さは間違いない。本番への参戦は未定だが、現在勢いのあるサトノクラウン産駒。飛躍に注目したい。