【競輪】福井にミステリーサークル…正体は調整池 大雨時に大量の雨水を流し込める

 「お市の方賞・F1」(13日、福井)

 福井競輪は毎年12月上旬~3月上旬が非開催になる。バンクが凍結する時期には競走を行っていない。3月12~14日のF1が今年初開催。バンクを眺めてみると、3~4角の内側にミステリーサークルのようなものが見えてきた。その正体は調整池。急な大雨でバンクが冠水するのを防ぐために造られた。

 設計上は「1時間に100ミリの雨が2時間も降っても大丈夫」(関係者)とのこと。昨年7月に当所で行われた開設記念競走(G3)は、3日目の準決3レースが大雨でバンクが冠水して中止になった。抽選でみなし着順を決め、決勝進出者を確定させただけに、今年はそのような事象が起こらないように先手を打ったようだ。

 この調整池は昨年7月の規模なら十分に耐えうるように設計されている。バンク内に大量の雨水をしっかりと流し込める調整池ができた福井競輪場。バンク冠水への対策が進んだようだ。

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