【阪神大賞典】ジャスティンパレス合格点 ルメール「問題ない」パワーアップを実感

 「阪神大賞典・G2」(19日、阪神)

 有馬記念7着のジャスティンパレスは15日、再コンビのルメールを背に栗東CWで併せ馬。エルトンバローズ(3歳未勝利)を前に見る形で折り合うと、直線は内を選択。鞍上が追うアクションをせずとも僚馬に追いつき、体を並べたところでフィニッシュした。

 6F81秒8-36秒8-11秒6の好ラップ。杉山晴師は「当該週なので馬なりで。落ち着きがあって、折り合いもついていた」と内容に合格点を与える。「ジョッキーは“体の使い方、フットワークがいい、問題ない”と言っていました」と好ムードを伝えた。

 追い切り前の14日時点で馬体重は480キロ。2歳11月の黄菊賞1着以来タッグを組む鞍上が「体が大きくなって大人になった」と話す通り、当時よりも30キロ近くパワーアップした。指揮官も「もともと3歳春までプラス20キロあってもいいくらいでした。いい増え方だと個人的には思っています」と、ここに来ての成長に目を細めた。

 3歳時には力が付ききっていない中でも神戸新聞杯を制し、菊花賞でも3着に好走。充実ムード漂う今なら、古馬一線級が相手でも引けを取らない。淀の晴れ舞台に向け、春初戦をモノにする。

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