中央競馬はストの影響で2頭が出走取消に 予定通りに開催中
JRAの厩務員、調教助手らが加盟する主要4労組(関東労・全馬労・関西労・美駒労)と日本調教師会が団体交渉を行い、全馬労のみ妥結、その他3労組は決裂したものの、18日の中央競馬の開催は、中山、阪神、中京で予定通りにスタートした。主張が平行線に終わった今回、3労組がスト権を行使したため、調教師、組合非加入者、補充員らで開催業務を分担することになっていた。
厩舎従業員春闘の影響で出走取消となったのは、中山1Rカントリーマダム(牝3歳、美浦・天間)、中山7Rダフニス(牡4歳、美浦・蛯名利)の2頭。その他の理由では、同7Rロードレアル(牡4歳、美浦・堀内)が左前肢ハ行、12Rサバンナチャンス(牝4歳、美浦・竹内)は右前肢ハ行、中京1Rビクトリーキャッチ(牝3歳、美浦・鈴木慎)は右前肢ハ行で出走取消となった。
労組側は人件費削減のため11年から施行されている賃金体系の廃止を求め、10日に調教師会とJRAに対して開催ストライキを通告していた。