【POG】今年は桜花賞出走の賞金ハードルが高そう(美浦発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週の桜花賞TR・アネモネSはトーセンローリエ(牝、小笠)が勝利。距離延長でしたが、好位からしっかりと伸び切って優先出走権をゲットしました。次走はもちろん桜花賞(4月9日・阪神、芝1600m)。引き続き鞍上は横山和となります。
その桜花賞は賞金ボーダーが上がっており、昨年の阪神JFで2着となったシンリョクカ(美浦・竹内)がライン上にいるという状況。トライアルで権利を獲得した馬が全て賞金を持っていない馬だったということもあり、例年以上に出走のハードルが高くなっています。フラワーCを勝った馬が桜花賞へと向かうと、さらにボーダーが上がることになります。
牡、牝を合わせても複数の重賞を勝ったのがドルチェモア(牡、須貝)とキタウイング(牝、小島)だけという混戦の3歳世代。トライアルの結果次第にはなるものの、皐月賞はそこまで高いハードルにはならなそうです。900万円の組でも可能性はありそうですが、この組は早くからダービーを目標にした調整をしていることが多く、案外1勝馬でも出走できるということもたまーにあります。もちろんこれからの結果や陣営の動き方で全然変わってきますので、今後の動向をしっかり見守っていきたいですね。
さて、先週からチラホラ2歳のゲート試験合格馬が見られていましたが、今週は国枝厩舎のリュズキナの21(牝、父ハーツクライ)とエリカリーシャン(牝、父エピファネイア、母ガラアフェアー)の2頭が合格。緑ゼッケンも見かけるようになり、いよいよシーズン到来といったところです。ちょくちょくお知らせしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。(馬三郎美浦支局・木村)
◆毎日杯(25日・阪神、芝1800m)
アドマイヤイル(牡、友道)
オメガリッチマン(牡、安田翔)
キングズレイン(牡、手塚)
ドクタードリトル(牡、今野)
ノッキングポイント(牡、木村)
フェイト(牡、矢作)藤岡康
◆皐月賞(4月16日・中山、芝2000m)
ウインオーディン(牡、鹿戸)横山和
ガストリック(牡、上原博)三浦
グリューネグリーン(牡、相沢)
シャザーン(牡、友道)岩田望
ソールオリエンス(牡、手塚)横山武
タッチウッド(牡、武幸)武豊
タスティエーラ(牡、堀)松山
ダノンタッチダウン(牡、安田隆)川田
トップナイフ(牡、昆)横山典
ファントムシーフ(牡、西村)ルメール
フリームファクシ(牡、須貝)レーン
ワンダイレクト(牡、藤岡)
◆青葉賞(4月29日・東京、芝2400m)
オープンファイア(牡、斉藤崇)横山武
ダノンザタイガー(牡、国枝)川田
牝馬路線は
◆桜花賞(4月9日・阪神、芝1600m)
キタウイング(牝、小島)
コナコースト(牝、清水久)
シンリョクカ(牝、竹内)吉田豊
ダルエスサラーム(牝、高野)
ドゥアイズ(牝、庄野)
ドゥーラ(牝、高橋康)戸崎圭
トーセンローリエ(牝、小笠)横山和
ハーパー(牝、友道)ルメール
ペリファーニア(牝、鹿戸)
メイクアスナッチ(牝、武市)
ムーンプローブ(牝、上村)北村友
モズメイメイ(牝、音無)和田竜
モリアーナ(牝、武藤)
ユリーシャ(牝、中村)
ライトクオンタム(牝、武幸)武豊
ラヴェル(牝、矢作)
リバティアイランド(牝、中内田)
◆忘れな草賞(4月9日・阪神、芝2000m)
グランベルナデット(牝、大竹)松山
短距離路線
◆ニュージーランドT(4月8日・中山、芝1600m)
サンライズジーク(牡、矢作)
シャンパンカラー(牡、田中剛)
ダノンゴーイチ(牡、菊沢)戸崎圭
ドルチェモア(牡、須貝)坂井
◆アーリントンC(4月15日・阪神、芝1600m)
オオバンブルマイ(牡、吉村)
コレペティトール(牡、中竹)
ナヴォーナ(牡、矢作)川田
ヤクシマ(牡、寺島)
◆NHKマイルC(5月7日・東京、芝1600m)
クルゼイロドスル(牡、高橋忠)