【フラワーC】エミュー重賞初制覇 ミルコも驚きの大外一気「全然違う脚だったね」

 フラワーCを制したエミュー(手前)=撮影・三好信也
 フラワーCを制したエミューとM・デムーロ(右から2人目、右は和田郎師、左は和田正道元調教師)=撮影・三好信也
 フラワーCを制したエミュー(手前)=撮影・三好信也
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 「フラワーC・G3」(18日、中山)

 不良馬場の中をメンバー最速の上がりを駆使した2番人気のエミューが、特別Vからの連勝で重賞初制覇を決めた。

 出負けして道中は後方2番手になったが、3角過ぎから外めを通って上昇開始。直線では内ラチ沿いから完全に抜け出していたパルクリチュードが逃げ込みを図るところを、外から2着馬と2頭で競り合いながら襲い掛かり、大外からグイッとひと伸び。半馬身抜け出した。

 初コンビで勝利に導いたM・デムーロは「ちょっと後ろ過ぎたけど、返し馬でテンションが高かったので、出た感じで馬の気持ちを大事に乗ろうと思っていた。向正面は引っ張ったまま。追いだしたらどうなるんだろうかと考えながら乗っていた。直線に向いたら、全然違う脚だったね」と目を丸くして喜んだ。

 2着には勝ち馬と一緒に伸びた8番人気のヒップホップソウル。3着には3番人気のパルクリチュードが粘り込み、3連単7万9490円の決着。1番人気のマテンロウアルテは6着に敗れた。

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