４月９日に高知競輪場で行われる「第５回ガールズフレッシュクイーン」は、河内桜雪（２０）＝群馬・１２２期・Ｌ１＝に注目だ。

　デビュー２年未満の選手で争われるガールズフレッシュクイーン。今回の出場メンバーは１２０、１２２期が対象で昨年７～１２月の競走得点上位７人。河内は選考順位７位のギリギリ滑り込み選出だが、決して侮れない。

　持ち味は追走技術と切れ味鋭い差し脚だ。競輪選手を目指していた父の影響で自転車競技を始め、自転車競技の名門・前橋工高で基礎を作ると、日本競輪選手養成所は一発合格。

　卒業後はルーキーシリーズこそ結果を残せなかったが、先輩との対戦となった昨年７月の地元前橋で初勝利を達成。その後もコンスタントに決勝進出を続けて初優勝は目の前だ。

　アイドル並みのルックスが注目され、地上波のテレビ番組に何度も登場。知名度は急上昇している。あとは結果を出すだけだ。「フレッシュクイーンはデビューした時から出場したい大会だった。ギリギリ７番手だけど選ばれてうれしい。レースでは追い込みで勝負したい。狭いコースでも突っ込めるところを探して差し脚を伸ばしたい」と気合十分。

　人気先行から実力を兼ね備えたガールズケイリンの中心選手へ。今開催をステップアップのレースにするつもりだ。