ガールズケイリン３期生として活躍する奥井迪（４１）＝東京・１０６期・Ｌ１＝の「通算５００勝達成表彰式」が５日、ホームバンクの立川競輪場で行われた。

　奥井は３月２０日、前橋競輪２日目６Ｒの１着で通算５００勝を達成。２０１４年５月１４日のデビューから８年１０カ月と６日で節目の勝利に届いた。ガールズケイリンの５００勝達成は石井寛子（東京）に続いて史上２人目の記録。

　スーツ姿で場内の特設ステージに登場した奥井は「あっという間の５００勝達成です。５００勝達成までの日時は一番ですが、すぐ児玉碧衣選手（福岡）に抜かれてしまいますよ。５００勝できたことは大きなケガをすることなく走れたことが大きかった」と振り返った。

　昨年は９月名古屋でティアラカップを優勝。自身初のビッグレース制覇。年末には５年ぶりのガールズグランプリ出場を果たし、進化を続けている。

　「デビューした頃は疲れを気にせずガムシャラに練習。食べたいものを食べていた。最近の練習は量より質。疲れを残さないように心がけている」とファンの前で近況を話した。

　今年のガールズグランプリは奥井のホームバンクである立川競輪場で開催される。

　「２０１７年に立川でグランプリを走ったとき、選手生活史上一番の声援をもらえた。あのときはファンの方の声援で感動をもらえた。今年は立川でガールズグランプリ。もう一度、あの舞台で走りたい。グランプリ出場を目指して、頑張りたい。今度はグランプリ優勝の報告ができるように頑張っていきます」と大勢集まった奥井迪ファンに決意を語った。