【ボート】上田龍星が桐生ルーキーS制覇 豪快カドまくりで1年ぶりのV
「ルーキーシリーズ第7戦・ドラキリュウカップ」(9日、桐生)
4号艇の上田龍星(27)=大阪・117期・A1=が4カドからトップスタート(S)を決めて豪快にまくり快勝。昨年3月の住之江以来、約1年ぶりのV。通算は12回目で当地では初の優勝を飾った。2着は中島航(東京)、3着は末永和也(佐賀)が入った。
予選は苦しむ場面もあった上田だが、最後はオーバーエージ枠の意地を見せつけた。
レースは4カドからコンマ11のトップSを決めると、スロー勢を一気にまくり切って1マークで決着をつけた。まずは「ホッとしてます」とニッコリ。相棒の52号機は数字こそいい部類だったが、納得のいく調整ができず、道中では歯切れのいいコメントが聞けなかった。それでも「ペラは叩かず、外周りを触りました。バランス取れて今節一番良かったです」と最後はしっかり合わせてみせた。
これで通算12回目のV。昨年3月の住之江以来の美酒になるが「そんなもんじゃないですかね」と謙遜も「ちょっとずつ一走一走頑張りたい」と気を引き締めた。大阪のホープが久々のVを弾みに、さらなる飛躍を誓う。