【ボート】島村隆幸がG1戦3回目の優出でうれしいG1初制覇
「宮島チャンピオンカップ・G1」(10日、宮島)
2号艇の島村隆幸(32)=徳島・109期・A1=が、茅原悠紀とのデッドヒートを制して優勝。悲願のG1初制覇を達成した。2着が茅原で、3着は石橋道友。人気を集めた1号艇の杉山正樹は1周2Mで転覆(選手責任外)となった。
抜群のパワーで接戦を制した。島村は2コースから、Sはコンマ10。5コースの茅原がトップSから強攻し1M先制を許すも、それを差すように茅原を内からとらえた。そして2Mを先取り。茅原も差して並びかけたが追いつかせず、2周1M先マイで振り切った。「1Mも届いたし2Mも前に行った。足は完璧。今節はエンジンに助けられました」と、Vに導いた48号機に最敬礼だ。
G1戦では、これが3回目の優出だったが、念願のG1初制覇。「うれしい。夢見心地」と満面の笑み。そして、この優勝でSGへの道が開けた。まずはオーシャンC(7月18~23日・児島)への出場が確実に、またクラシック(2024年3月15~20日・戸田)の出場権もゲットした。「予備で終わってばかりだったけど、やっと行けるんですね」。昨年のグランプリシリーズ(大村)が唯一のSG参戦。この優勝を弾みに、一線級定着を狙う。