【競輪】福井デイリー杯 ガールズは山原さくらが当所初優勝 豪快まくりで今年V4

 今年4回目、福井で初の優勝を飾った山原さくら
 同期の猪子真実(右)に福井初優勝を祝福される山原さくら
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 「創刊75周年記念デイリースポーツ杯ホワイトベア賞」(12日、福井)

 最終日10Rでガールズケイリンの決勝戦が行われ、断トツで人気を背負った山原さくら(30)=高知・104期・L1=が最終2角3番手外からまくって1着。今場所は無傷の完全優勝。福井で初、3月の四日市から3場所連続の今年4回目、通算91回目の優勝を飾った。周回中から山原を追った高尾貴美歌(長崎)が2着、切り替えて再び高尾を追走した中野咲(愛知)が3着に入った。

 断然の1番人気に「緊張しました」と明かす山原だが、競走では圧倒的な強さを披露した。しかも、デイリースポーツ杯は今まで5回出場してV4(2016年2月、17年4月、21年9月の防府、20年8月の高知)。「相性がいいので(デイリースポーツ杯に)もっと呼んでください」と猛アピールした。

 レースは打鐘で最後方の中野が上昇すると、3番手周回中の太田美穂(三重)も合わせて上昇して出切る。すかさず中団から広木まこ(福岡)が仕掛け、太田と激しく踏み合う。切り替えて広木を追っていた山原は最終2角から満を持してスパート。広木に踏み勝った太田をバックでとらえると、そのままVゴールを駆け抜けた。

 「思っていたより展開が早く動きました。キツかったけど、何とかまくり切れました」と振り返る山原。「1~3月は2場所ずつで、4月はやっと3場所。思うように(賞金が)稼げていないので、追加が欲しいんですよ」と2年連続6回目のガールズグランプリ出場へ意欲を見せる。この日の1着で通算498勝。次の前橋(19~21日)で大台の500勝到達も見えてきた。そして、5月4日は山原にとって今年初のビッグレース・ガールズケイリンコレクション2023平塚ステージが待っている。弾丸のごとく駆け抜けて、年末の大舞台出場を目指す。

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