【競輪】小川真太郎が番手まくりでデイリー賞を優勝!アドバイスくれた吉田拓矢に“恩返し”
「創刊75周年デイリースポーツ賞・F1」(12日、取手)
最終日12Rで争われた決勝は、小川真太郎(30)=徳島・107期・S1=が最終3コーナーから番手まくりを決めて1着。2月の松山F1以来、今年2回目の優勝をデイリースポーツ賞で飾った。2着は小川マークの小倉竜二(徳島)、3着は鈴木裕(千葉)。
2連勝で勝ち上がった地元の吉田拓矢(茨城)が断然の人気を集めたが、同期の小川がラインの結束力でデイリースポーツ賞を手にした。
レースは残り2周から片岡迪之(岡山)-小川-小倉で主導権。吉田が正攻法の位置から一度は6番手に下げたが、内をすくって4番手を確保、最終2コーナーからまくりで襲いかかる。小川はこれに合わせて番手まくり。「吉田君は圧倒的に強い。ラインの力で、片岡さん、小倉さんが仕事をしてくれた。うれしかったです」と強敵撃破を喜ぶ。
実は開催中、吉田からセッティングの助言を受けていた。「せっかくアドバイスをもらっていたのに…」と語ったが、最高の形で“恩返し”。感謝の気持ちでいっぱいの優勝となった。