【オート】森且行がトークショー 次走SGは落車事故した飯塚でも「僕のことだから大丈夫と思う」
6日の川口開催で2021年1月の落車負傷から802日ぶりに復帰を果たした森且行(49)=川口・25期=が22日、川口オートの場内イベントホールで行われた「森且行選手&若井友和選手トークショー」に登壇した。
復帰初戦と2戦目を連勝してファンを安心させたが、4戦目の準決勝戦(9日)で落車して左腰椎を打撲。ファンの前に姿を見せたのはそれ以来で、次に出場するSG・オールスター(25~30日・飯塚)の直前でもあり、話題満載のステージになった。
白のパーカを着てラフなスタイルで登場した森は「ようやく復帰できました。復帰戦は全く緊張せず、楽しい方が大きかったです。準決は落車してご迷惑をおかけしました。体の方は2回検査して大事には至りませんでした。ピンピンしています」と、まずは復帰のお礼と、落車後の体の状態を報告した。
25日から出場するオールスターに関しては「復帰戦で優勝したいと言ったのは、オールスター初日のスターセレクションを10前で走りたくなかったからなんです。優勝すれば0オープンで走れたので。その方がプレッシャーがないし」と説明。
「オールスターは、ファンのみなさんが投票してくれて、SGを走れるので、6日間精いっぱい頑張ります。この後、いつSGを走れるか分からないので。B級ですから」と出場を実現させてくれたファンに感謝する。
エンジンの状態に関しては「前節、ニジュウサンがせっかく仕上がっていたのに、落車したので…。飯塚の前検日は整備がものすごい大変だと思います」と大整備を覚悟。
落車した飯塚で走ることには「走ってみないと分かりませんが、もしかしたらフラッシュバックするかも、とも思うけど僕のことだから大丈夫と思います」と笑った。
森と同期で、選手会の川口支部長を務める若井は「付き添いで来た若井です。森の復帰戦は無事に走ってくれればいいなと思っていましたが、早めに先頭に立ったので、やっぱりなと思いました。みんな森をナメているけど、森は凄いんですよ。日本選手権の優勝者ですから」と持ち上げた。
最後に若井が「オールスターはファンの方に選んでいただいたので、ファンの気持ちを考えて走りたい。ぜひ、川口支部の選手を応援してください」と語り、森も「オールスターは一生懸命走って楽しみたい。応援してください」とお願いした。
森は23日に飯塚のレース場には入らず「前検日(24日)に朝イチでロッカーにいきます」と予定を語った。オートレースのスター選手が集結する頂上決戦で、復帰2節目の走りに注目が集まる。