「ミッドナイトボートレース１ｓｔｉｎ大村」（２７日、大村）

　序盤の３レースを６、５、５着と出遅れた宗行治哉（２５）＝広島・１２０期・Ｂ１＝だったが、３日目に１、２着と巻き返しに成功。そして予選最終日も激走を演じた。

　６号艇の２Ｒは展開がなく４着だったが、前を猛然と追い詰める力強い動きを披露。ベスト２４入りへ２着以上の着順が必要となった６Ｒは３コースからまくり差して突き抜けて１着。得点率を５・２９に押し上げて勝負駆けに成功した。「回ってからの押しが良かったですね」と快勝にホッとした表情を浮かべた。

　エンジンの仕上がりも上々。「初日はペラ調整に失敗していただけ。２日目以降はむしろ足はいい。回ってからがすごく良くて、悪い部分もない」と舟足に納得していた。

　準優進出戦の狙いは３着以内。「４着までで勝ち上がれるけど、準優を勝ち抜くには６号艇では厳しい。３着以内ならそれより内の枠になるし、しっかり展開を突きたい」と気合満点。こん身のまくり差しを放ち、有言実行してみせる。