【競輪】平塚G1 わずかの差でV逸の清水裕友「犬伏君が頑張ったのに。悔しい…」
「日本選手権競輪・G1」(7日、平塚)
11Rで決勝戦が行われ、山口拳矢(岐阜)がG1初優勝を飾った。惜しくも2着だったのは清水裕友(28)=山口・105期・S1。わずか8分の1輪差で優勝を逃した。
レースは赤板前に脇本雄太(福井)-古性優作(大阪)が誘導員との車間を空けたため、上昇した犬伏湧也(徳島)-清水-香川雄介(香川)が誘導員を追いかけて、打鐘前から先行。山口は切り替えて中四国勢を追走し、犬伏は後続の仕掛けを許さず、ハイペースで飛ばす。清水は最終バックから番手まくりを敢行。最後まで踏み切ったが、中四国勢後位から外を伸びた山口が先頭でゴールを駆け抜けた。
清水は「悔しい。犬伏君があんなに頑張ってくれたのに…」と悔しさをあらわに。「すごく緊張したけど、ベストのタイミングで仕掛けられた。チャンスをモノにできなかったのが残念で…」と唇をかんだ。
ただ「優勝していたらこう(鼻を高くして天狗ポーズ)なっていたでしょうから。犬伏君の背中が強く見えましたし、また頑張って中四国で連係したい。もちろん自分が先頭になることも考えています」とキッパリ。G1V2はお預けとなったが、進化した清水は次のG1でも暴れそうだ。