【競輪】グランドスラム表彰式で新田祐大「さらに奮起していかなければ」

 記念品を手に笑顔を見せる新田祐大
 JKAの笹部俊雄会長(右)から記念品を受け取る新田祐大(JKA提供)
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 競輪を統括するJKAは昨年10月の寛仁親王牌で史上4人目のグランドスラム(全G1制覇)を達成した新田祐大(37)=福島・90期・SS=を11日、都内で表彰し、笹部俊雄会長が盾などの記念品を贈呈した。

 新田は昨年5月のG1・日本選手権で右肩鎖関節を脱臼し、万全ではない状態で復帰して寛仁親王牌を優勝。全G1制覇を達成した。「グランドスラム達成に向けて常に強い気持ちを持ち続けて挑んだ結果が、この表彰式につながったと思う。応援してくださったファンの皆さん、関係者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱい」と、あいさつ。

 「年齢や体調面を考慮すると“G1競走で結果を出すのを諦めなければいけないときが来たかもしれない”と弱気になったときもあった。そういった苦しいなかで達成できたことは今後の競輪選手としての人生のなかで、とても大きな意味を持つことだと思う。さらに奮起していかなければいけないと感じた」と、さらに活躍していくことを宣言した。

 今後の目標は年末のグランプリを勝つことだ。「グランプリだけは獲得できていない。責任感を持って日々のレースを走り、制覇を目指して頑張っていきたい」と力強く締めくくった。

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