【ボート】平和島G1 中田竜太が5年ぶりG1優勝!来年の地元開催クラシック出場権もゲット
「トーキョー・ベイ・カップ・G1」(19日、平和島)
最終日12Rで優勝戦が争われた。2コースから差した中田竜太(35)=埼玉・104期・A1=が1着。2018年3月の戸田周年記念以来、4回目のG1優勝を飾り、優勝賞金1100万円を獲得した。また、地元開催となる「SG・クラシック」(24年3月15~20日・戸田)の優先出場権も得た。2着はインの上條暢嵩(大阪)、3着は4カドの宮地元輝(佐賀)。
4号艇の浜野谷憲吾(東京)がピット離れで遅れ、123・564の進入隊形。中田が2コースからコンマ08のSを決めて差しハンドル。出足の良さを生かしてイン上條を振り切り、Vロードを駆け抜けた。
5年ぶりのG1優勝だ。ピットに戻ってくると、同支部の須藤博倫と熱い抱擁を交わした。「もうG1を獲れないんじゃないかと思っていた。久々過ぎてめちゃうれしい」と爽やかな笑顔で4回目のG1ゴールを喜んだ。「初日から足は良くて、エンジンに助けられた」と今節の21号機に感謝した。
来年の地元クラシック出場権も手に入れた。妻の浜田亜理沙(埼玉・104期)が現在、今年V3。出場ボーダーは年間V6となることが多く、うまく運べば夫婦一緒のSG出場も夢ではない。「嫁さんが絶好調なので行けるなと思っていて、自分は後れを取ったなと思っていた」と明かす。これで逆に、待つ立場となった。
次節の若松・一般戦(23~27日)が終われば、G1・戸田プリムローズ(6月4~9日)も控える。さらに白星を量産し、勢いに乗っていく。