【ボート】徳山グラチャンカウントダウンコラム2
「グランドチャンピオン・SG」(20日開幕、徳山)
中野次郎がSG初制覇に静かな闘志を燃やしている。昨年、からつで行われた同大会は優出5着と健闘。「もう少しだったですね。準優は3コースだったけど、ペラをしっかり合わせられていたら、優勝戦にもう少しいい枠で乗れていたかもしれない」と振り返る。
その悔しさをバネに、ペラ調整の見直しに取り組んでいる。昨年はグラチャン以降も活躍。だが今年は6優出で優勝1回(2月・多摩川一般戦)にとどまる。「今年になって、ひねって立たせるペラのパターンが合ってないことが多い」と、やや迷走している。
「ターンでは自分より勝っている人がたくさんいるので、その中で自分が勝つためには、いいエンジンを引いて、しっかり調整するしかない。エンジンを出さないと勝てない」と分析する。その上で「求めているのはバランスが取れて伸びがちょっといい足。パターンを試行錯誤している。しっかりつかんでグラチャンに臨みたい」と意気込む。
徳山は得意舞台。「好きな水面です」の言葉通り、当地は現在3節連続で優出していて2節連続でVも継続中と相性がいい。中野が存在感を見せつける。