【ボート】児島「SG・オーシャンカップ」カウントダウンコラム2
「SG・オーシャンカップ」(18日開幕、児島)
「海の日」を記念して創設された「SG・第28回オーシャンカップ」が18日に開幕する。今年の舞台はボートレース児島。G1&G2の成績上位レーサーを中心に、腕自慢が集結。真夏の頂点を目指して激突する。
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昨年のオーシャンカップは尼崎で開催され、ニューヒーローの誕生に沸いた。椎名豊がSG初優出にして初戴冠。G1優勝経験なしで、一気にボートレース界の頂点に立った。
その優勝戦も完璧な勝ち方だった。強いホーム向かい風が吹くなかで、インからコンマ11のトップS。その時点ではSG出場3回目だったが、経験不足を感じさせない堂々とした走り。それでも、レースを終えて引き揚げると「ピットで先輩たちが喜んでくれて、うれしかった」と初々しいコメントを残して涙した。
だが、今年はいまいちリズムに乗り切れていない。4月に大村G2で優出3着と活躍したが、G1&SG舞台では優出に届かない状況が続く。それでも、昨年もオーシャンカップを勝つまでは、関東地区選の優出3着しか大舞台の活躍は見せていなかった。昨年と同じ流れと思えば、心配無用かもしれない。
前節のボートレース甲子園では、準優3着に敗れたとはいえ、節間通してオール3連対。SGを制した水面で安定感を披露した。今回は連覇を目指すオーシャンカップ。真夏の太陽を浴びながら、昨年の再現を狙う。(岡 浩司)