「デイリースポーツ杯＆本田晴美杯争奪戦・Ｆ１」（２日、玉野）

　最終日１１Ｒでガールズケイリン決勝が行われ、小林莉子（３０）＝東京・１０２期・Ｌ１＝が先行した奥井迪（東京）後位を取り切り、直線で差して１着。前場所の高松から２場所連続の完全優勝を飾った。通算優勝回数は９８。

　レースは比嘉真梨代（沖縄）が周回中から正攻法で、小林は２番手を確保。打鐘前に上昇してきた奥井を行かせてから、うまく後位を確保。ハイペースで飛ばす奥井を無風で追走した小林が直線で差し切って１着。奥井後位を小林に奪われた篠崎新純（千葉）は立て直して小林を追走して２着。奥井は３着だった。

　「７番車だったので、スタートから勝負に行きました」。２番手で内に詰まるのを避けて、勝負どころで外に持ち出して奥井の後位に入る。「いい位置が取れました。キツかったけど、差せて良かったです」と笑顔で汗を拭った。

　次はＧ１・オールスター（西武園）で実施されるアルテミス賞レース（１６日）に出場する。「選んでもらえたレースですから。必死に頑張ります」。高松、玉野で完全優勝した勢いで、西武園でも激走だ。