「レディースチャンピオン・プレミアムＧ１」（３日、津）

　デビューから勝てない日々が続き、同期でも断トツに遅れを取っていた（中村）かなえちゃん（２９）＝東京・１２１期・Ａ２＝。「一生１着が走れないんだろうな」と思っていたらしい。そんな彼女に手を差し伸べてくれたのが元レーサーの桑原淳一さんと桑原将光（東京）選手親子。「練習はいっぱいしました。ペラも私に合うペラを試行錯誤しながら探してくれました」。そして乗りやすいペラに出会えて、初１着を上げたと思ったらあれよあれよとＡ級までのし上がって来て、今では江戸川のフレッシュルーキーに選ればれるまで成長しました。

　レディースチャンピオンは２度目の出場。２Ｒではコンマ０４のトップＳでまくって１着。準優勝負駆けまで持って来ました。

　残す枠は１号艇。「緊張しそうです。ガチガチで１Ｍ行き過ぎそう」と不安を口にしていましたが、何をおっしゃるかなえさん。手の平に人を３回書いて飲み込むのよ！とアドバイスしておきました。