【ボート】茅原悠紀が地元児島で圧勝V「みんなかかってきなさい。今年は本気を見せます」

 イン圧勝Vの茅原悠紀(2番手は末永由楽、3番手は守屋美穂)
 茅原悠紀の表彰式を待ちわびる子どもたち
 獲得賞金ランク5位につけている茅原悠紀
3枚

 「第41回天領杯」(18日、児島)

 台風の影響により、15日が中止順延となり18日が最終日。好配当や事故が続出したシリーズだったが、優勝戦は1号艇で断然の人気を集めた茅原悠紀(36)=岡山・99期・A1=がイン速攻で貫禄V。接戦をさばいた3号艇の末永由楽が2着、茅原とともにSG・ボートレースメモリアル(22~27日・福岡)に出場する6号艇の守屋美穂が3着に続いた。

 夏休みのボートレース児島は家族連れでにぎわい、優勝戦のピットアウト時は子どもたちの声援が飛び交った。中でも茅原人気は絶大。ガァ~コステージで行われた表彰式には『茅原悠紀』のタオルや手作りのうちわを持った子どもたちが最前列にズラリ。ヒーローがステージに現れると「茅原さ~ん」の大合唱。「ピースしてください」とあちこちから黄色い歓声が上がり、茅原はリクエストに応じて笑顔を見せた。

 優勝戦では茅原が実績もキャリアも一番上。「S展示が質の悪いSだったのでその辺を修正。1Mは全速ターンをしただけ。みんなかかってきなさいという気持ち」と貫禄のターンで地元17回目の優勝を飾った。

 「1万円でも多く賞金を稼ぐ」と宣言した今大会。節間8勝、優勝賞金160万円を上乗せし、賞金ランクは児島オーシャンカップVの羽野直也をピタリマークの5位。「今年はグランプリを獲るつもりでやっている。本気をみせつけます。しっかり脇を締めて後半戦も走ります」とファンに力強く決意表明。子どもたちは茅原の言葉に静かに耳を傾け、写真撮影時になるや、再び「ピースして下さ~い」の大合唱。そんな子どもたちの夢を乗せ、エース・茅原が2度目のグランプリVへ向かって突き進む。

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