【ボート】「ボートレースメモリアル」カウントダウンコラム(2)
「ボートレースメモリアル・SG」(22日開幕、福岡)
7月のオーシャンカップ(児島)でSGタイトルを手にした羽野直也がSG連続Vの偉業に臨む。
そのオーシャンカップ優勝戦は5コースまくり差しを決め、3連単16万円台というSG優勝戦の史上最高配当を演出した。「展開が向いた。でも2Mは緊張してターンマークを外したので、まだまだです」と新王者は謙遜。確かに2コース茅原悠紀のジカまくりで展開は向いたが、そこを突いたのは見事だった。
レース直後は「自分の中ではここまで長かった」と話したが、28歳で早くも頂点に立った。しかも「今年はSGに照準を合わせていた」と狙って仕留めた栄冠でもある。もちろん「やっと獲れたのはいいけど、今後重圧の方が大きいのかな」と既にSG覇者としての自覚も芽生えている。
今回は地元SGだ。福岡水面は通算8優出。優勝歴こそないが18、19年の周年記念と、昨年の九州地区選でG1舞台で3優出を誇る。今年は3月の芦屋周年記念の優勝戦でFを切るなど、決して流れが良かったわけではない。しかし、SG制覇に届いた。今度は地元ファンの声援にあと押しされて2冠目へ突き進む。