【ボート】上條暢嵩らレーサー3人が選手募集をPR

 ゲストで参加した野中一平(左)と出口舞有子
 ファンの声援に笑顔で応える上條暢嵩
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 「2023マクールカップ」(19日、住之江)

 住之江ボートの中央ホールで、第136期ボートレーサー募集のPRで「未経験からのアスリートへの道トークショー」が開催された。直前のオール大阪で優勝したばかりの大阪支部の上條暢嵩(29)=大阪・110期・A1や、愛知支部の野中一平(29)=愛知・115期・A2、出口舞有子(30)=愛知・117期・A2=がゲストで参加した。

 昨年の大村ではボート界最高峰のバトル、SG・グランプリに参戦。19年には下関でG1を制するなど、今やボート界のトップレーサーとして活躍する上條は、「最初はバスケの選手になりたかった」とボート以外のスポーツで汗を流したエピソードを披露した。

 その後は、ボートレーサーとして華々しい道のりを歩むことになるが、きっかけは「兄貴のレースを見ていてもカッコいいし、こんなに(賞金を)稼げるんやと分かって、自分もなりたいと思った」と、兄の上條嘉嗣(大阪)の存在が大きな刺激となったと語った。

 「レースで勝った時の喜びは、選手にならないと分からない。(直近の)摂河泉で優勝して、うれしくて泣くとは思ってなかった」と勝利の醍醐味(だいごみ)をアピールすると、「ボートレースは素晴らしいスポーツでやりがいもある。やっていて楽しいし、ぜひ選手を目指して一緒に頑張りましょう」と将来のアスリートに向けて共闘を呼びかけた。

 野中は、ボートレーサー養成所時代の思い出話で会場を盛り上げると、出口は「男女平等で戦うことができる」と女性にもボートレースの魅力を笑顔で紹介した。

 住之江ボートでは他にも、ボートレーサー養成所入所試験の一部を体験できる「ボートレーサー適正診断トライアウト」のブースも設けられ、来場者は体力測定で試験の雰囲気を味わっていた。

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