【競輪】児玉碧衣と滝澤正光所長が松戸でトークショー 「やる気がないのかと怒られた」
「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯・G3」(26日、松戸)
G3ナイター開催中の松戸競輪場にガールズケイリンの人気レーサー・児玉碧衣(28)=福岡・108期・L1=が来場。滝澤正光日本競輪選手養成所所長とトークショーを行った。
養成所時代を振り返り、滝澤所長は適性試験で入学、バレーボール出身と同じ境遇の児玉に大きな期待を寄せていたそうだ。「バレーボール出身の選手は絶対に強くなると思っています。小林優香選手の後輩ということもあり、期待をしていたのですが、最初は素質を見せてくれなかった。一番最初の周回練習はわずか6周でちぎれて遅れたんです」と入学当初のエピソードを話した。
児玉は「競輪学校の入学前は師匠(藤田剣次)の着信を無視して遊んでいた。入学式の直前まで音信不通だったんです。そんな状態からいきなり男子選手と一緒に周回練習。絶対無理って思いながら始めて、やっぱり付いて行けなかった。それなのに滝澤所長から『やる気がないのか』と怒られました」と当時の記憶を思い出しながら話した。
滝澤所長は「107、108期の時は訓練に一番燃えていた時期。児玉選手は自分を信じてキツい練習に付いてきてくれた。自分の想像以上に強くなってくれてうれしい。今年からガールズケイリンはG1ができた。児玉選手はパールカップカップを優勝したし、この後のG1も優勝してグランドスラムを目指してほしい」とエールを送った。
児玉も「滝澤所長が見放さず指導してくれたおかげ。今回一緒にトークショーができて本当に良かった。嫌々やっていた滝澤教場の練習が今の成績につながっている。感謝しかない」と頭を下げた。
10月2日から当所で開催されるG1・オールガールズクラシックに向けては「33バンクは苦手だけど、オールガールズクラシックを優勝できるように頑張ります」と意気込みを話すと、大勢のファンから拍手が起きた。