【競輪】向日町G3 ガールズRSプラスは竹野百香が制圧 3番手まくりでVゴール
「平安賞・G3」(3日、向日町)
最終日6Rでガールズケイリン124期生7人が出場のルーキーシリーズ2023プラスが実施され、竹野百香(21)=三重・L1=が最終1角からまくって1着。通算3回目の優勝を飾り、賞金19万4000円を獲得した。周回中から竹野を追走した神戸暖稀羽(北海道)が2着に入り、追い上げて仕掛けようとしたときに神戸と接触し、立て直してから外を踏んだ松井優佳(大阪)は3着だった。
日本競輪選手養成所で成績1位だった竹野が、同期相手にしっかりと力を出し切った。「いつもは先行しているので、400(メートルバンク)なら、どこからでも行けると思っていました」。勝負どころで3番手を確保し、豪快なまくりでライバルを封じてVゴール。「指定練習から悪くなかったので、この調子なら『勝てるな』と思いました」。直前の豊橋は感冒のために欠場。その前の平塚は決勝進出を逃すなど、リズムは下降していたが「病気で練習できなかった分、直前は集中して取り組みました」と万全の状態で臨めたことを勝因に挙げた。
この優勝でさらなるステップアップが見込まれる。「まだ総合能力が低いので、それを(練習などで)上げてから、得意分野を伸ばそうと思っています」。将来はG1などのビッグレースで活躍するため、ひたむきに練習を積み重ねるようだ。
最後に賞金の使い道を聞かれると「家族や先輩方にお返しができれば」と控えめに語った。