【競輪】取鳥雄吾が和歌山デイリー杯で今年初V 豪快まくりで近畿勢を撃破
「西日本カップ デイリースポーツ杯・F1」(6日、和歌山)
取鳥雄吾(28)=岡山・107期・S1=が最終2角手前6番手から豪快なまくりを放って1着。今年初優勝を達成した。人気を集めていた三谷竜生(奈良)は中釜章成(大阪)の番手から取鳥に合わせて踏んだが2着。3着は三谷を追った川口公太朗(岐阜)が入った。
狙い澄ました一撃で取鳥が近畿作戦を撃破した。決勝は中釜-三谷-川口が正攻法で取鳥は中団。赤板で長島大介(栃木)が前団に上がるも、中釜が突っ張って先行して取鳥は6番手。
「そうなるのは分かっていた。ホームの風がキツくて、どこかで緩むと。1角で緩んだので」と最終1角半で外に持ち出し一気にスパート。三谷が番手から合わせて踏んだか「三谷さんが中釜君を残し気味に感じたので、そこが隙かなと思った」と懸命に踏み込む三谷との力勝負を制してVゴールを駆け抜けた。
今年初優勝を手に次走はG2・共同通信社杯(15~18日・青森)へ向かう。第一声は「いつも初日がダメなのでそこが課題。初日をクリアできるように」と一歩一歩と勝ち上がり、ビッグレースでも持ち前の機動力を存分に発揮する。