【ボート】磯部誠が三国周年Vで4回目のG1制覇 賞金ランクも2位に浮上
「北陸艇王決戦・G1」(14日、三国)
1号艇で人気を集めた磯部誠(33)=愛知・105期・A1=がインから逃げて4回目のG1Vを決めた。通算では38回目の優勝。2着は船岡洋一郎(広島)、3着には茅原悠紀(岡山)が入った。
6コースにはまくり屋の菅章哉(徳島)がいて、2、3コースの茅原、赤岩善生(愛知)も足は文句なし。磯部にとっては油断できない戦いとなったが「スタート(S)で正常が付いて良かった」とインからコンマ03のトップSを決めると、1マークをそのまま先マイ。「船岡さんしか見えなかったので、よしよしと思った」。あとはエンジンパワーを味方に後続を突き離してVゴールを駆け抜けた。
前検では機力の悪さに厳しい表情だったが「本当に記憶にないくらい整備で良くなったし、(当地で行われる)11月のチャレンジカップに向けていい勉強になりました」と喜びをかみしめた。
この優勝で賞金ランキングも2位に浮上。「(池田)浩二さんに『(グランプリは6位以内の)2ndから行かないといけない』と言われていたので目標にしていた。今回優勝できたのは大きい」と満面の笑み。最後に「チャレンジカップはいい枠で乗れるように残りの節で頑張ります」と三国のファンの前でさらなる活躍を誓った。