【ボート】後藤翔之がイン速攻V 最終日の児島は全レース1号艇が1着
「一般戦」(7日、児島)
優勝戦は1号艇で人気を集めた後藤翔之(37)=東京・101期・A2=が逃げて優勝。2着に5号艇の河合佑樹、3着に4号艇の宮之原輝紀が続き、デビュー初優出の地元・松尾光広は2コース差しを狙ったが5着だった。
後半レースへ向かって水位が上がる今節は、インが敗れて連日好配当が続出。準優10Rでは松尾光広の1着で3連単10万円台が飛び出し、12Rでは予選トップの宮之原が、間嶋仁志にまくられインから2着に敗れる波乱もあった。最終日もホーム4メートル前後の追い風だったが、なんと全12Rで1号艇が1着。優勝戦でも後藤翔之がしっかりと逃げ切った。
5月の住之江以来となる今年V2を決めた後藤は、「ホッとしている。ちょっと様子を見たが、スタートはだいたい勘通り。間嶋さんがすごく出していて、カド(宮之原)を止めてくれた」と準優でまくり1着の間嶋を意識。「(満潮なので)気を使って1Mを回るつもりだったが、間嶋さんのエンジン音が聞こえて一瞬速く握った。しっかり向いてくれて良かった」と間嶋の攻めを封じて押し切った。
「4日目は伸びに寄せ過ぎたが、優勝戦が一番いい仕上がり。前期は体重が重くてうまくエンジンを出せずにA2落ちしたが、最近はリズムがいい」と今期はA1復帰ペース。確かなS力と豪快な攻めで、再びSG戦線を目指す。