【競輪】小田原施設整備等協賛は宿口陽一が最終1角まくりで制圧 通算3回目のG3優勝

 賞金ボードを高く掲げ笑顔の宿口陽一
 小田原城下町音頭を歌う夢路(右)から祝福される宿口陽一
 今場所参加の埼玉勢から祝福され、笑顔過ぎて目をつむってしまった宿口陽一(前列中央)
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 「施設整備等協賛競輪・小田原城下町音頭杯・G3」(15日、小田原)

 12Rで決勝が行われ、宿口陽一(39)=埼玉・91期・S1=が最終1角4番手からまくって1着。昨年11月の京王閣記念以来、通算3回目のG3優勝を飾り、賞金400万円を獲得した。バック7番手から外を踏み上げた山本伸一(奈良)が2着、神奈川勢後位から伸びた大森慶一(北海道)が3着に入り、人気を背負った北井佑季(神奈川)は6着に敗れたため、3連単は30万9810円のジャンボ配当で決着した。

 昨年12月27日まではS級S班のユニホームをまとっていた宿口が奮起した。北井が正攻法から前3日間同様に先行。誘導員退避から2周半も風を浴びる展開に。周回中から4番手の宿口は、最終1角から満を持してスパート。3番手の大森に絡まれたものの、2角からスッと伸びて先頭でゴールした。

 通算3回目のG3優勝を「うれしいです」と素直に喜ぶ。「初日から出来が良かった。北井君は強過ぎるけど、まさかまくり切れるとは…」と自身でも驚きのVゴールだった。

 昨年はS級S班だったが「つらい時期を経験しました。平原(康多)さんには厳しい言葉をかけられて…。でも、それがあったから今があります」と今年後半にかけて上向きだ。寬仁親王牌(19~22日・弥彦)は不参加で、次のG1は競輪祭(11月21~26日・小倉)。「爪痕を残して、来年につなげたいです」。G3優勝で勢いづいた宿口は、小倉の夜での激走を誓った。

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