【ボート】山口剛が鮮やかまくり差しで多摩川周年V 賞金ランク13位浮上でGPへ前進
「ウェイキーカップ・G1」(20日、多摩川)
山口剛(41)=広島・91期・A1=が3コースからまくり差して9月の桐生周年以来、G1通算11回目の優勝を果たし、賞金1100万円を獲得した。今年7回目、通算53回目の優勝で当地は初V。2着は池田浩二(愛知)、3着には中田竜太(埼玉)が入った。
鮮やかなまくり差しで、インから先マイした池田を撃破した。「まくり差ししか考えてなかった。決め打ちです。信じられないくらい思い通りに決まった。相手が池田さんだったので、ゴールするまで(優勝は)確信はできなかった」と歯を食いしばっての勝利だ。
3日目後半から3連勝と調子を上げていた。「出足、行き足は上位。12Rは冷えると回転を予測して、バッチリでした」と調整も完璧だった。
この優勝で賞金ランキングは13位に浮上。年末のグランプリ出場が見えてきた。昨年はトライアル2ndでフライングを切っただけに「グランプリに戻る、という強い気持ちがある。行けるところまで行きたい」と昨年の雪辱を果たすつもりだ。次節はSG・ダービー(24~29日・蒲郡)が待つ。年末の大舞台へ向け、アクセル全開で進む。