【ボート】児島一般戦 2節連続6号艇が優勝 武富智亮の差し切りVで3連単は20万円台に!
「第5回児島商工会議所会頭賞」(7日、児島)
近年、高配当の地として知られるボートレース児島。新期1節目の優勝戦でも3連単20万3500円の超高配当が飛び出した。優勝戦の1号艇は地元の吉田拡郎(岡山)、2号艇は児島G1V3の実績を誇る田中信一郎(大阪)。実績断然のSG覇者2人が内枠で人気を集めたが、波乱の要素は十分だった。予選で6コースまくりも決めている4号艇の酒井俊弘(福井)が優勝戦はチルト2の伸び仕様。伸びに特化した調整のためS展示も本番もピット離れで遅れたが、外枠の宮地元輝(佐賀)、武富智亮(35)=佐賀・103期・A1=は酒井を内に入れてのマーク策に出た。
優勝戦は3コースの宮崎奨(香川)以外の5艇が0台S。インの吉田はコンマ07を踏み込んだが、カドからコンマ06の酒井がまくりを敢行。すかさず2コースの田中が差してバックへ抜けるも、6コースから最内を差した武富が直線でスルスルと伸びて先頭に立ち、2着は宮崎。追い上げた吉田が田中を抜いて3着に上がったが、3連単は116番人気の20万円超となった。
19年10月鳴門以来、通算5回目の優勝を飾った武富は「Sはゼロ台後半で多分全速。2等を狙っていたので勢いよく回れた。酒井さんについて行くことしか考えていなかった」と作戦がズバリ的中。前期は勝率6・17でA1キープ。「ダメだと思っていたが、ボーダーギリギリで残れたしツキはある。これからはもっと点数(勝率)を上げたい。今回は奇跡的に優勝できた」と新期1節目にV。月末のSGチャレンジカップを控えた吉田、田中、宮地の現役SGレーサーを撃破した。
児島では前節の大池佑来に続き、2節連続で6号艇が優勝。今回の20万3500円は児島優勝戦歴代1位。7月のSG・オーシャンカップでは羽野直也の優勝でSG史上最高配当となる3連単16万円台も飛び出しており、穴党ファンは必見だ。