「ルーキーシリーズ第２０戦　スカパー！！第２４回ＪＬＣカップ」（１２日、多摩川）

　１号艇の定松勇樹（２２）＝佐賀・１２５期・Ａ１＝が、しっかりと逃げて優勝。２日の鳴門に続く２節連続となる今年５回目のＶを飾った。通算優勝は６回。今回の優勝でＳＧ・ボートレースクラシック（２４年３月１５～２０日、戸田）の出場に大きく近づいた。

　未来のボート界エース候補の定松は、インからコンマ０３のこん身のトップＳを発動。３号艇の前田翔（愛知）が３カドで仕掛けてくる中で「行くしかない。冷や冷やだったけど気持ちを込めた」と先マイを決めて押し切った。

　相棒の４２号機は低調で「前検はどうしようかと思ったけど…。最近当たっているリング交換をして、ペラも大幅に叩いて仕上げることができた」。エンジンを立て直しての連続Ｖに笑顔を見せた。

　今年５回目の優勝で、来年３月のＳＧ・クラシック（戸田）出場が射程圏内となった。「ここは落とせないと思っていた。来る前に師匠（峰竜太）にも声をかけていただいた。優勝できて良かった」と安堵（あんど）した。次節は２１日から地元・からつの一般戦。「勝ちたい。師匠と一緒にＳＧに行きたい」と貪欲に優勝を狙っていく。