「競輪祭・Ｇ１」（２４日、小倉）

　４日目開催中のＧ１シリーズに元プロ野球選手でソフトバンク、巨人に在籍した松田宣浩氏（４０）が来場。場内ステージでオッズパークプレゼンツのトークショーに出演した。

　ＮＰＢでソフトバンクに１７年、巨人に１年在籍。１８年にわたる現役生活を終えた松田氏は「やり切りました。今は休憩、充電の期間です」と語る。代名詞の「熱男」については「いい言葉に出会えました。この言葉とともに成長してこられましたね」と明かす。２０１５、１６年にソフトバンクのチームスローガンとして使用された「熱男」とともに、松田氏は人気、実力とも上昇させたようだ。

　この日は競輪初体験。「４Ｒで初めて車券を買いました。（２車単）１－７で当たりました（４点買い）。１８年間（もプロ野球選手として培ってきた）の勘のおかげです。打席でも勘は大事でしたから」と早速の的中に満足げだった。

　トークショーでは元同僚で競輪選手の北野良栄（４０）＝愛知・９５期・Ａ１＝の話題に。「同じチームで同学年でした。ジャンルは変わりましたが、応援しています」と、プロ野球の捕手から競輪へ転向した同僚にエールを送っていた。

　引退後は「野球を伝える側に回って（野球界の）松岡修造さんみたいな存在になりたいです」と語る松田氏。今でも「困ったら『熱男』と言いますよ」とキッパリ。トークショーの冒頭と締めには「熱男ー！」と例のポーズで叫ぶと、ステージ前に詰めかけた観客からも「熱男ー！」と声を上げ、場内は大盛り上がりだった。