【ボート】板橋侑我が絶妙まくり差しで2回目のG1制覇

 「大渦大賞 開設71周年記念・G1」(5日、鳴門)

 3コースからまくり差した板橋侑我(27)=静岡・118期・A1=が、2021年11月の浜名湖周年以来となる、2回目のG1優勝を飾った。人気を背負った1号艇の白井英治が2着、3着には吉田拡郎が入った。

 まさに最高の笑顔だった。板橋が得意の3コースからの絶妙のまくり差しで突き抜けた。「1Mでハンドルを入れた瞬間に“入った”と思いました。100点満点で100億点です」と、胸を張った。昨年の賞金王を相手に、思い描いた通りのレースで優勝を飾った。「3コースは一番好きなコース。どのコースもいろいろ練習してきたが、特に3コースは自分なりにたくさん勉強してきたので、理想的なまくり差しでした」と、自画自賛だ。

 インは昨年のグランプリを制して賞金王となった白井英治。2コースには地元周年Vに燃える田村隆信、さらにGP覇者でもある池田浩二ら、強豪がそろったG1優勝戦。だからこそ、「これだけの強敵相手に勝てて自信になります。何か夢の中にいる感じです」と笑った。

 すでに、2年前にG1を勝っているが「前回はお化けエンジンで、僕の中ではまぐれぐらいに思ってます。今回は普通のエンジンで、しっかりと調整して、最後も自分のレースで勝てた」と振り返った。

 これで来年3月のSG・クラシック(2024年3月15~20日・戸田)の出場権を獲得。先月のとこなめダイヤモンドカップで同期の新開航が優勝し「連絡をもらって、やる気になっていた。これで一緒にSGに行けます」と喜んだ。来年2月にはパパになる静岡のホープがさらに上の舞台をかき回す。

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