【ボート】尼崎一般戦 冨好祐真、引退レースは6着でカポック脱ぐ

 「グローリー賞競走」(9日、尼崎)

 お笑いタレント、ちゃらんぽらん冨好の長男でボートレーサーの冨好祐真(33)=兵庫・110期・B1=が引退レースを6着で終えた。前半1Rを4着として臨んだ後半8Rは2枠で登場。コンマ15の3番手Sも森竜也(三重)の3コースからのまくり差しに屈して1周BSで最後方。11年7カ月のレーサー生活をかみしめるようにターンを重ね、“ラストゴール”へと飛び込んだ。

 カポックを脱いだ冨好は「最後はさすがに緊張しました。ボートレーサーとしていい思いをさせてもらい、感謝しかない」とさっぱりとした表情で振り返り、「これからは1ボートレースファンとして、兵庫支部を応援していきたい」と話した。今後については未定だという。

 冨好は12年5月に尼崎でデビューし、15年11月の浜名湖で389走目にして初勝利を挙げた。通算成績は1465走54勝、優出1回。

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