【ボート】児島一般戦 ステキなヒゲと笑顔の上平真二 23年の締めくくりは2場所連続V
「第12回住信SBIネット銀行賞」(15日、児島)
新エンジン2節目のボートレース児島は15日が最終日。全24場制覇の実績を持つ75期トリオ、上平真二(50)=広島・75期・A1=、徳増秀樹(静岡)、林美憲(徳島)の対決で注目を集めた優勝戦は、予選1位、準優1着で優勝戦1号艇を勝ち取った上平がイン速攻でV。ピット離れで遅れた林は前付けでスローの4コースに入り、差して2着。3着には横沢剛治(静岡)が続き、次節にSG・グランプリシリーズ(住之江)を控えている徳増は2コースから6着に終わった。
児島は前節から新エンジンと新ボートに切り替わり、今節は使用2節目と1節目のエンジンとボートが混在。上平は使用1節目の66号機を抜群の足に仕上げてシリーズをリードし、4、5日目の1着はただ一人1分47秒台を記録。優勝戦も1着タイムが1分50秒台の選手が多数を占める中、1分48秒2でVゴールを駆け抜けた。
前走大村のマスターズリーグから連続Vを決めた上平は「Sは思い切って行けたし、1Mもしっかりと自分のターンができた。タイムが出るということはエンジンに力強さがある。皆が回らないと言っていたので、微調整で合わせた」と低気圧と高湿度、気温の上昇で回らない条件となった最終日も万全。同期や先輩、後輩を寄せ付けず逃げを決めた。
今年は前走大村が初V。2月児島の中国地区選は茅原悠紀(岡山)に差されてインから2着。その後も5月びわこ(2着)、7月戸田(4着)、11月下関(3着)と1号艇の優勝戦で敗退。「今年もマイペースで行けたが、最後に勝ち切れないことが多かった。来年はしっかりと勝ちたい」と終始穏やかな笑顔。18年12月に24場制覇を成し遂げた児島Vで23年を締めくくった。
「ヒゲも笑顔もステキな上平真二、50歳。広島支部所属。これからも応援して下さい」と熱烈な応援に駆け付けたファンに、笑顔でメッセージを贈った。