「ＫＥＩＲＩＮグランプリ２０２３」「ガールズグランプリ２０２３」の共同記者会見が１９日、都内のホテルで行われた。前夜祭も実施され、関係者、ファンを集めて４年ぶりに有観客で行われた。ガールズグランプリに出場予定の久米詩（静岡）は体調不良により欠席した。

　グランプリの車番と並びが確定。サプライズはなく、脇本雄太（福井）－古性優作（大阪）の近畿勢、新山響平（青森）－佐藤慎太郎（福島）の北日本勢、清水裕友（山口）－松浦（広島）の中国勢に、真杉匠（栃木）、深谷知広（静岡）、山口拳矢（岐阜）が単騎でレースに臨む。

　脇本は２００２、０３年の山田裕仁（引退）以来となるグランプリ連覇を目指す。「今年前半は順調だったけど、夏のオールスターで落車。人生で一番大きなケガだったし、影響が大きかった。競輪祭終了後はたまった疲労を抜いてから練習を再開した」と現状を説明した。昨年と同じ９番車での出走に「験を担ぐにはいい車番」と前向きにとらえた。４年前の立川グランプリは先行勝負で惜しくも準優勝。今度こそ立川の長い直線を踏み切って頂点を目指す。

　動ける２人で連係する中国勢は清水が前回り。番手を回る松浦は「別府記念の決勝で落車したけど体は大丈夫。擦過傷がある程度。並びは（清水）裕友の後ろ。裕友は立川が得意バンク。任せていきます」と清水のバンク相性の良さを信頼していた。

　グランプリ、ガールズグランプリの車番は以下の通り。

【グランプリ】

①古性　優作（大阪）

②佐藤慎太郎（福島）

③松浦　悠士（広島）

④真杉　　匠（栃木）

⑤深谷　知広（静岡）

⑥山口　拳矢（岐阜）

⑦清水　裕友（山口）

⑧新山　響平（青森）

⑨脇本　雄太（福井）

【ガールズグランプリ】

①佐藤　水菜（神奈川）

②児玉　碧衣（福岡）

③梅川　風子（東京）

④久米　　詩（静岡）

⑤尾方　真生（福岡）

⑥吉川　美穂（和歌山）

⑦坂口　楓華（愛知）