【競輪】佐藤水菜 今年こそガールズ競輪の頂点へ!児玉碧衣は女王奪還を目指す

 ガールズグランプリ初制覇を狙う佐藤水菜
 女王奪還を目指す児玉碧衣
2枚

 「ガールズグランプリ2023」(29日、立川)

 今年で12回目となる「ガールズグランプリ2023」が29日、東京都の立川競輪場で行われる。優勝賞金は過去最高の1330万円(副賞含む)。G1レースが三つ新設されて選考基準も変更になったが、女王を決める一戦にふさわしいメンバーが集結した。ここでは初Vを目指す佐藤水菜(25)=神奈川・114期・L1=や女王奪還を狙う児玉碧衣(28)=福岡・108期・L1=ら出場7選手を紹介する。

 日本代表としても活躍する佐藤がガールズケイリンの頂点を目指す。20年の夏からナショナルチームに所属。21、22年の世界選手権ではケイリンで銀メダルを獲得。来年8月のパリ五輪で金メダルを狙うスピードスター。ガールズケイリンの参加は少ないが、今年は17走して15勝。10月のG1・オールガールズクラシック(松戸)を優勝してグランプリ出場権を獲得した。11月のG1・競輪祭女子王座戦も決勝2着と上位戦でもしっかり結果を残している。12月はナショナルチームの合宿に参加。万全の状態で本番に臨む。グランプリは4回目の参戦。昨年は最終3角で落車(再入5着)に終わっただけに、今年こその気持ちは強い。自信のあるロングスパートで初のグランプリ優勝をつかみ取る。

 児玉は女王奪還を狙う。グランプリはデビュー2年目の16年から8年連続出場中。18年静岡、19年立川、20年平塚と3回優勝と実績は一番。昨年は佐藤と同じく最終3角で落車。人生初の鎖骨骨折を味わった。今年はケガからのスタートで負けが続く苦しい状況だったが、戦うことからは逃げなかった。負けても負けてもしっかり動くレースを続けていくと成績が上昇。6月のG1・パールカップ(岸和田)を制して早々にグランプリ出場権をゲット。8月のガールズドリームレース(西武園)では佐藤を封じて優勝をつかみとった。大一番での勝負強さが彼女の魅力。ガールズケイリンを一年間支えてきた意地でナショナルチーム勢に抵抗する。

 梅川はラストチャンスのG1・競輪祭女子王座戦(小倉)を優勝して圏外から一気に出場権をつかんだ。佐藤と同様にナショナルチームで鍛えたパワーを大舞台でも発揮する。久米と吉川は初出場。久米は5月のガールズケイリンコレクション(平塚)、7月のガールズケイリンフェスティバル(函館)を優勝して賞金ランキング1位で参戦。吉川はガールズケイリンフェスティバル、オールガールズクラシックで準優勝。安定感を披露した。

 尾方は3年連続3回目の出場。出場メンバーの中で一番長い距離を踏めるのがセールスポイント。2年ぶりの出場となる坂口は今年一番成長した選手。根性と負けん気の強さもメンバー中最上位。しぶといレースになれば浮上してくる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス