【競輪】立川ヤンググランプリは太田海也が制圧 打鐘3角からスパートしてVゴール

 ヤンググランプリで優勝して賞金650万円を獲得した太田海也
 満面の笑みを浮かべガッツポーズする太田海也(撮影・佐藤厚)
 岡田紗佳(右)から花束を贈られた太田海也
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 「ヤンググランプリ2023・G2」(28日、立川)

 KEIRINグランプリ2023シリーズの初日11Rで行われ、太田海也(24)=岡山・121期・S2=が打鐘3角8番手からスパートして1着。優勝賞金650万円(副賞込み)を獲得した。2着は最終4角から内を突いて直線で中を伸びた北井佑季(神奈川)。上野雅彦(香川)は犬伏湧也(徳島)から離れたが、最終4角から懸命に外を踏んで3着に入った。

 同世代のライバルを力でねじ伏せた。太田が力強いレースで優勝。「強いメンバーの中で、自分のいい脚力の出し方ができてうれしい」と喜びを語った。

 「作戦になかった」と8番手で打鐘を迎えるも、すかさずスピードアップ。3角過ぎから犬伏が先に動いたが「目が合ったけど、力をぶつけ合わせるしかない。自力選手として譲れない」と踏み合いを制し、Vゴールを駆け抜けた。

 ナショナルチームに所属する太田は競技との二刀流で、来年にはパリ五輪の出場と活躍が期待される。「スプリントが得意だけど、ケイリンでもメダルを取れる選手になりたい」と目標を掲げ、競輪では「G1で活躍して、タイトルを取れる選手になりたい」と抱負を語った。逸材の未来にさらに期待が膨らむ一戦となった。

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