【ボート】芦屋G1 打倒・峰に燃える西山貴浩 秘策は?

 「九州地区選手権・G1」(8日、芦屋)

 準優勝戦が行われ、予選1、2、3位の3人がそれぞれインから逃げ切って、9日の優勝戦の内枠に入った。

 特に前検から抜群機を武器に快進撃を続けた艇界のスーパースター・峰竜太(佐賀)が優勝戦1号艇だ。直前の浜名湖G1を優勝した峰が、抜群機をゲットで「鬼に金棒」状態のまま最終日を迎えた。

 さて、峰に死角はあるのか。その状況下で、2号艇の西山貴浩(36)=福岡・97期・A1=が静かに燃えている。「出足は仕上がった。エンジンの数字よりはだいぶいい。乗り心地もいいし、レースのしやすさもある」と、準優勝戦11Rを逃げ切って満足そうにうなずいた。

 最後の最後、当然のように大きな敵が立ちふさがる。予選の得点だけを見れば、峰と西山の一騎打ちムードで進んだシリーズ終盤だが、その内容は抜群機力の峰が余裕の戦いをする一方で、西山はギリギリで踏みこたえながらついていった形だ。

 一晩ゆっくり秘策を考える。勝てばSG・ボートレースクラシック(3月15~20日・戸田)の出場がかなう。「クラシックの権利は取りたいねえ」。艇界のエンターテイナーが打倒・スーパースターを誓った。

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