【ボート】平和島G1 浜野谷憲吾が2回目の関東チャンプ
「関東地区選手権・G1」(8日、平和島)
浜野谷憲吾(50)=東京・70期・A1=が勝利。5コースから鮮やかなまくり差しを決めて通算では101回目、G1・関東地区選手権は11年12月の第57回大会(江戸川)以来となるV2を達成した。
東都のエースが、さすがの勝負強さを見せつけた。5号艇の浜野谷はS展示で4コースのスロー発進としたが、本番は5コースのダッシュを選択。ほぼそろったスリット隊形ながらも、1周1Mはこん身のまくり差しで先頭へ躍り出た。「無我夢中だったから、自分がどういうターンをしたか覚えてないんだよね。ささると思ってなかったし、うれしいです」と笑顔を見せた。
序盤は苦戦していたが、準優から調整がハマった。「伸びが付かないから回転を上げたら、全体に良くなりました」。勝ち切るために足を仕上げて、百戦錬磨の平和島水面で最高の結果を残した。「一番よく走っている水面だからうれしいですね。50歳になってもまだまだ頑張って走るので、これからも応援よろしくお願いします」。エースの旅路はまだまだ終わらない。