【ボート】峰竜太がイン逃げ圧勝で3回目の九州王者 前節の浜名湖周年に続き2節連続G1制覇

 「九州地区選手権・G1」(9日、芦屋)

 圧倒的な人気を背負った1号艇の峰竜太(38)=佐賀・95期・A1=が、インから圧勝。前節のG1・浜名湖賞(浜名湖)に続く2節連続でのG1優勝を飾った。九州地区選は、2009年の芦屋、2021年の大村以来で3回目の優勝。これで通算19回目のG1優勝となった。なお、ドル箱水面にしている芦屋では、これが実に6回目のG1優勝となった。

 まさに圧倒的な勝利だった。インからコンマ14のトップスタート。罰則の厳しくなったG1優勝戦なら、これ以上ない抜群のスタートだった。こうなっては、2号艇以下の選手に出番はない。1周1マークを冷静に先マイ。「ツケマイだけは警戒していた。差されたとしてもこのエンジンなら大丈夫」と、少し慎重に回った。全速まくり差しで飛び込んできた3号艇の仲谷颯仁(福岡)の方がスピードに乗っていたが、2コースから差してきた西山貴浩(福岡)と接触して失速。ここで全てが決まった。あとは悠々の独り旅だった。

 前検でエース格の21号機を引き当てると、特訓から他を圧倒する抜群の動きを披露。レース本番に入っても変わらず抜群足を武器に、主役の座を譲らなかった。ピット離れから、出足、行き足、伸び、回り足…。とにかく全ての足が抜群。文句のない仕上がりだった。「エース機に乗ったのは人生3回目ぐらい。いい思い出になったし、自分の歴史に刻まれた」と愛機を褒めたたえると、「峰がエース機に乗ればこうなると証明もできた」と胸を張った。

 前節の浜名湖周年Vに続く、G1連続Vとなった。ここからF休みを消化して、復帰戦はSG・ボートレースクラシック(戸田・3月15~20日)になる。「今年は『やっぱり峰か』と言われるぐらいに最前線で活躍して、ボートレース業界を引っ張りたい」。スーパースターがスーパースターの使命を果たす。

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