【ボート】土屋智則がインから快勝で自身2回目のSG制覇

 ファンの声援に応える土屋智則
 群馬支部の毒島誠、関浩哉、同期の西山貴浩らに祝福される土屋智則
 1周2Mを先頭で旋回する土屋智則
3枚

 「グランドチャンピオン・SG」(30日、尼崎)

 断然の人気を集めた1号艇の土屋智則(39)=群馬・97期・A1=がインから逃げ切って、2023年3月のボートレースクラシック(平和島)以来となる、2つ目のSGタイトルを手にした。通算では36回目の優勝で賞金3600万円を加算し、選手獲得賞金ランキングも5位にジャンプアップした。2着には宮地元輝、3着には池田浩二が続き、3連単は1140円の1番人気での決着となった。

 土屋が、SG競走で優出な成績を収めた者だけが出場できる「SG中のSG」と言われるグラチャンの頂点に立った。インからコンマ13のトップSを決めると、1Mでは先マイを放って2号艇の宮地元輝(佐賀)、2番差しの4号艇・池田浩二(愛知)ら後続を一気に突き放して、そのまま3周をウイニングランのごとく独走して、自身2回目のSG制覇を達成した。

 「Sしてから余裕もあったので1Mは完璧なターンができました。もう差されることも、まくられることもないだろうと思った」と、Vレースを振り返った。

 今節はセット交換(ピストン2個、ピストンリング4本、シリンダーケース)で気配が一変するケースが目立ち、初日から計23人が大整備に着手。土屋も5枠で迎えた予選ラストを前に整備を施し、「4日目のセット交換で全体的に良くなった。優勝戦は微調整でさらにいい仕上がりになっていた」と胸を張った。

 連覇が懸かった3月のボートレースクラシック(戸田)では、3号艇で臨んだ優勝戦で無念の不完走失格。クラシックでは不運に泣いたが、ここでの予選2位からのVには「流れもありました」と目を細めた。

 獲得賞金ランキングでも5位まで浮上し、「この優勝で年末のグランプリが視野に入ってきた。全部勝つつもりで行くし、賞金1位で行く」ときっぱり。新たなタイトルを手に入れた土屋の顔には自信がみなぎっていた。

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