【オート】川口G1 黒川京介がうれしい地元G1初制覇
「キューポラ杯・G1」(15日、川口)
オート界の次世代エース・黒川京介(25)=川口・33期=が2番手から3周3角で抜け出し、念願の地元G1初制覇を飾った。G1制覇は4年7カ月ぶりで2回目。優勝は今年3回目で通算15回目。2着は25メートル差で鈴木圭一郎(浜松)、3着には岩見貴史(飯塚)が逃げ粘った。大会連覇を目指した女王・佐藤摩弥(川口)は8着だった。
黒川が悲願の地元G1初制覇を成し遂げた。19年12月に21歳5カ月で山陽G1のスピード王決定戦を制した後、2回目のG1制覇まで4年7カ月も費やした。しかし、その間にSGで6回優出し、2、3着各2回と活躍。今回の優勝戦はS級3位の実力を発揮して、2着の鈴木圭をなんと25メートルもちぎった。
レースは2枠の岩見がコンマ05のSで逃げたが、7枠からコンマ01のSで2番手に付けた黒川が3周3角でまくって逆転。さばくのに時間がかかった鈴木圭を大きく引き離しての圧勝だった。
「取りたかった地元のG1で優勝できて、すごくうれしい。抜群のタイヤを用意したし、試走で26が出たので、これならと思いました。久々に抜群のSが切れて、展開を作れました」とクロちゃんスマイル。
次走は24日から山陽で開催されるG2・小林啓二杯に出場予定。その後は川口の一般戦を経て、8月10日から伊勢崎で開催されるSG・オートレースグランプリで、青山周平(伊勢崎)、鈴木圭らを相手にSG初制覇に挑む。