【競輪】脇本雄太がまくりで平安賞を制す 通算16回目の記念優勝

 ミャクミャクとムコリンムッチーと記念撮影に応じる脇本雄太
 通算16回目の記念優勝を果たした脇本雄太
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 「大阪・関西万博協賛 平安賞・G3」(8日、向日町)

 脇本雄太(35)=福井・94期・SS=が最終ホーム過ぎ8番手からまくりで優勝。平安賞は出場機会3連覇で7月福井以来、通算では16回目の記念優勝を果たした。2着は2角5番手からまくった地元の窓場千加頼、3着に武藤龍生が入った。

 近畿別線の力勝負は脇本に軍配が上がった。「抜いていないと思っていた。窓場君とゴール勝負ができてうれしかった」と振り返った。

 決勝は窓場ラインが正攻法で脇本がそこに続き4番手。清水が動き、それに単騎の松谷も反応して上昇。「松谷さんのあおりでタイミングを失ったが、ホーム線過ぎから行けた」と8番手から仕掛け、2角5番手から踏んだ窓場と並走となったが、最後はねじ伏せた。

 昨年は欠場したが、出場機会では平安賞3連覇。「向日町記念の決勝は近畿でワンツーが決まっている。今日は別線だったけど、最高の結果になったと思う」と数々の名勝負を生んできた現行バンク最後の一戦でも熱いレースでファンを沸かせた。

 グランプリ出場争いへ賞金を加算も「今の位置ではボーダーライン。目の前の一戦を頑張り、後悔しないように」と語り「古性君、窓場君と力がある。それに付いていけるように頑張りたい」と年末の大舞台出場へ向けて気を引き締めた。

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