【ボート】桐生PG1 関浩哉が2回目のヤングダービー優勝

 優勝した関浩哉
 優勝した関浩哉と、Vを祝福する群馬支部の後輩・大沢風葵
 優勝した関浩哉(右)と神尾楓珠
3枚

 「ヤングダービー・プレミアムG1」(23日、桐生)

 1号艇の関浩哉(29)=群馬・115期・A1=が1周2M差しで1着。優勝賞金1300万円を獲得した。通算では16回目、G1は1月のプレミアムG1・BBCトーナメント(大村)以来、4回目のV。ヤングダービーは18年9月の浜名湖大会以来、2回目の優勝でラストイヤーを締めた。2着は関と死闘を演じた同期の川原祐明(香川)。3着には井上忠政(大阪)が続いた。

 関が気迫の逆転劇で史上初のヤングダービーV2を達成した。今年11月に30歳を迎える関にとって、ラストイヤーを有終の美で締めた。

 優勝戦はインからコンマ02のロケットS。だが、「1周1Mはちょっと冷静じゃなかった」とわずかに舟が流れ、3号艇の川原のまくり差しが届いた。それでも「直線はしっかり調整できた」とバックで横並びの並走。1周2Mで差し返し、2周1Mを先マイでケリを付けた。「複雑だったけど、同期ワンツーで良かった」と関は1着、川原は2着で決着がついた。

 「しっかり勝ちたかったけど、とりあえずホッとしてる気持ちの方が大きい」と大会初のV2に安堵(あんど)の表情。「1年前に(舞台が)桐生に決まってから、走るなら優勝と意識していた。それを達成できて良かったですね」と文句なしの航跡を残し、大団円の“卒業”を迎えた。

 今年の群馬支部は毒島誠が3月にクラシック(戸田)、土屋智則が6月にグランドチャンピオン(尼崎)でSG制覇。関自身も賞金1300万円を上積みし、獲得賞金ランクは13位に浮上。「そこは意識していたので、だいぶ余裕ができたと思う」と年末の大一番、SGグランプリも射程圏に入った。

 次走は再び地元の桐生でG1・赤城雷神杯(10月6~11日)に参戦。輝かしい勲章を手土産に、ハイレベルの戦いへ力強く第一歩を踏み出す。

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