【ボート】飛田江己がイン逃げで江戸川ルーキーS制覇 パワフル足で完勝「仕上がりは完璧」
「スカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第14戦」(3日、江戸川)
1号艇の飛田江己(23)=埼玉・128期・A1=がトップスタートからのイン逃げで完勝。2022年12月の江戸川以来、通算2回目の優勝も当地で飾った。2コース差しの原田才一郎(福岡)が2着を確保、3着争いは上原崚(東京)が川原祐明(香川)に競り勝った。
飛田の横綱相撲だった。石渡翔一郎(東京)が3コースから果敢に握って攻め、原田も差しで迫ったが、1マークを回った瞬間には飛田がぶっちぎっていた。今節は看板エンジンの23号機にボートも40パーセント台のマッチング。節イチを誇る動きだったが、さらにパワーアップを図りピストンリング3本を替えて臨んだ優勝戦。「仕上がりは完璧でした」と胸を張る。
前期にB1から6・53の勝率で一気にA1に昇格し、今期もここまでそれを上回るペースで来ている。「いい経験ができてますし、今の成績はペラが固まったのとメンタル面が大きい。ここからはずっとA1に定着しないといけないし、SG常連で活躍できる選手を目指している」と志は高い。次回出走は8日から地元・戸田でのルーキーシリーズ第15戦。「ここだけじゃなく、地元でも勝ちたい」と優勝しか見ていない。