「デイリースポーツ杯」（７日、川口）

　人気オートレーサーの森且行（５０）＝川口・２５期＝が、２日目１１Ｒの準決勝戦を快勝し、２節連続で今年９回目の優勝戦進出を決めた。昨年４月６日に大ケガから復帰後は１８回目のファイナル進出だ。

　レースは逃げた川原剛（川口）を、３周３角で小原望（川口）が差して先行。しかし、鈴木清（川口）が５周１角で小原を差して逆転。森は道中で挟まれる不利があって７番手に下がったが、内々から追い上げ、５周３角で小原を、６周３角で鈴木を差して勝ち切った。

　「気合一発だよ。ヤバかった～。タイヤ交換にピストンとリングも替えて、少しは良くなった。でも、物足りないので、整備をやり直しだな。でも、あす（８日）は雨なんでしょう？雨は加賀谷が別格だから、準優勝なら優勝と思って」と、雨の鬼（加賀谷建明）にはお手上げの様子。

　復帰後１７回の優勝戦成績は２着５回、３着４回、着外８回。今年８回の優勝戦の着順は８、３、２、７、２、２、３、２着と惜敗続き。

　８日の最終日１２Ｒに行われる優勝戦（１６時３５分発走）で、森は大ケガから復帰後１年６カ月、１９７走目での復帰Ｖを目指す。