【ボート】住之江 村岡賢人が5コースから差しで大波乱の優勝を演出
「池田市制85周年記念競走」(29日、住之江)
優勝戦が行われ、5号艇の村岡賢人(34)=岡山・105期・A1=が、5コース差しで1号艇の河村了(愛知)を撃破。通算では10回目、今年3回目の優勝を勝ち取った。2着に4号艇の宮田龍馬(兵庫)、3着に桐本康臣(三重)が続き、3連単は7万6490円の超ビッグ配当となった。
村岡が絶妙なターンで優勝をもぎ取った。スタートでインの河村、2号艇・小野達哉(大阪)がやや遅れ、桐本が果敢にまくり、宮田がまくり差す展開に。隙を逃さず、冷静にブイ際を差した村岡がバックで鋭伸(河村は1周1Mで転覆)。そのまま1周2Mを先取りすると、独走で今年3回目のVゴールを駆け抜けた。
優勝戦に向け、「回転が合っていて全体に上積みができた。展示からいい感じでしたね」と仕上がりは万全の状態だった。「本当はまくり差しでカッコ良く勝ちたかったけど、無欲にいった結果が勝利に結び付きました」と最高の勝利に笑みがこぼれた。
今期のレースを優勝で締めくくった。次節は11月5日からの芦屋一般戦で、ここから新期がスタートすることになる。「来期の勝率は7点台を目指したいですね。いつもそこにはちょっと届いてなかったので」と新たな目標を掲げる。「SGとかにも、来年は出られるようにしたい」と、悲願の大舞台出場に向け、村岡が新たな一歩を踏み出していく。